派遣でいじめられてるんだけど、どうすれば？
派遣先の職場で、上司に嫌われている。
社員に目をつけられていて働きづらい。
同じ部署の派遣社員にイヤがらせをされている。
せっかく良い仕事が見つかったと思ったら、いじめをうけたり人間関係に悩まされることってありますよね？
派遣でいじめられた場合の対処法！1000名以上の派遣スタッフを担当した元派遣営業がステップ別に解説します。
この記事はこんな人にオススメ
- 派遣社員でいじめをうけている
- 派遣先の人間関係で嫌な思いをしている
派遣でいじめにあったらが相談かがまんか退職か
派遣でいじめられたら、①相談するか、②がまんして粘るか、③退職か、の道は３パターンです。
派遣でいじめられた場合、誰かに相談することが一番大事です。
せっかく良い仕事が見つかったのに、なんでいじめで自分が退職しないといけないのか、もうがまんの限界、という人は迷わず相談するを選びましょう。
相談することで、いじめをやめせることができたり、解決の糸口が見つかる可能性があるので、一番前向きな方法です。
具体的なステップは、このあと解説していきます。
会社では人事異動なんかもありますから、がまんして耐えていたらその人が退職した、異動したなんていうこともめずらしくありません。
これはいじめられている相手にもよりますが、相手が同じ派遣社員がであれば、契約期間を更新しないで退職する可能性もあります。
最初から、短期的なことだとわかっているのであれば、がまんして粘るというのもひとつの対処法です。
いつまで続くかわからないのであれば、がまんしているあいだのストレスは健康にも悪いので、あまりオススメはしません。
早めに判断して、相談するか退職するかの道に進みましょう。
また、いざというときにすぐに相談できるよう、いつ誰からどんなことをされたのか言われたのかを、日付と内容をメモしておいたほうがよいです。
相談する、がまんするほどの仕事でなければ、退職するのも道です。
悔しいかもしれませんが、その仕事が大して重要だと感じなければ、解決にエネルギーを使うよりも、他の仕事を探す方が効率的な場合もあると思います。
相手に振り回されずに、自分のメリットを最優先に考えましょう。
派遣でいじめられた場合の対処法
派遣でいじめられた場合、相談かがまんか退職かの道はありますが、やはり誰かに相談することが一番大事です。
まずは、どの道にするか、そこから誰かに相談してきめるのが良いと思います。
ただ、相談をするにもどうしたら良いかわからないという場合、以下にステップで進めていきます。
派遣会社の営業担当かコーディネーターに連絡
まずは、派遣会社の営業担当かコーディネーターに、連絡してみましょう。
相談するときは、直接あって話すのが間違いありません。
電話やメールだと、少し相談したかっただけなのに大ごとに受け取られてしまったり、逆にただのグチだと思われて真剣に対応してくれない、など、あやまった温度感で伝わるリスクがあります。
職場にこられても困るという場合は、帰りに派遣会社によるとか、近くのカフェで話すとか、担当者に配慮してもらうと良いと思います。
また、話すときは、なるべく感情的にならずに、事実を正確に伝えることを意識しましょう。
派遣会社とは、日々コンタクトをしているわけではないので、状況がつたわりづらい問題があります。
感情的になるとさらに伝わりづらくなってしまうので、いつ誰になにをされたのか言われたのか取っておいたメモを使って、事実を伝えることを意識すると味方になってもらえる可能性が高いです。
そして、自分がいじめを辞めさせたくて相談をしたのか、一旦話を聞いてもらいたいのか、仕事を続けるか迷っているのか、など目的もしっかり伝えると、誤解されづらいと思います。
他には、派遣先の上司や社員に相談するという方法もありますが、自分の評価や契約更新の判断をする人なので、これは注意が必要です。
よほど信頼できる場合を除いては、まずは外の人なので派遣会社に連絡してみるのが安全です。
派遣元責任者に連絡
次に、営業担当やコーディネーターに連絡をしても、解決しない場合の対処法です。
担当がいい加減でとりあってくれない、また相談できるような人ではないという場合、契約書（労働者派遣個別契約書）に記載される「派遣元責任者」に連絡をするという方法があります。
あまり知られていませんが、苦情・相談窓口は正式に誰であるか、契約書に定められています。
派遣会社の場合は、「派遣元責任者」がそれにあたります。
「派遣元責任者」は、営業担当の上司である社長や支店長などの管理職の場合が多いです。
営業担当と比べて、相談を受けた経験が豊富であったり、トラブルへの対応に長けているかと思います。
また、契約書に「派遣先苦情担当処理責任者」という記載もありますが、そちらは派遣先側で定められた苦情・相談窓口になります。
「派遣先苦情担当処理責任者」は、派遣先の部署の管理職であったり、直属の上司と同じ人であったり、大きな会社であれば人事担当者の名前が記載されている場合があります。
派遣先へ相談をすると、直属の上司や派遣会社など関係者に共有される可能性が高いので、その点は理解した上で相談する必要があります。
第1ステップとしては、派遣会社の営業担当かコーディネーターへ相談するほうが、大ごとにせずに助言をもらうことができます。
派遣会社のお客様相談センターに連絡
大きな派遣会社であれば、お客様相談センターやご意見窓口などという名称で、苦情・相談の専用窓口をもうけている場合があります。
もし、派遣会社の担当や責任者がちゃんととりあってくれない、というようなことがあれば、ホームページなどで電話番号がのっていないか探してみてください。
派遣でいじめにあって訴える場合【労働局】
これは最終手段です。
他の手段をためして、それでも解決しない、誰かに助けてほしいときは労働局に連絡するという方法があります。
ちいさな派遣会社でフォロー体制も整っていなくて、しっかり対応してくれないような場合は、最後は労働局に相談して声をあげることができます。
それぞれの都道府県に労働局があり、ネットで検索するとすぐにでてきます。
少し専門的なことになりますが、労働局のなかに需給調整事業第ニ課という部門があり、そこで派遣スタッフの就業について扱うことになっています。
ただし、労働局に連絡したことを、派遣会社や職場の人にいうと、警戒されてしまう可能性が高いです。
なので、こちらは最後の手段としてとっておくのが良いです。
弁護士に相談すると、お金がかかったり、敷居がたかいと思われる人も多いと思うので、そんなときは労働局に助けをもとめる方法があるということだけ、あたまのスミに入れておくと良いと思います。
最後に、色々と相談しても何も解決されない、と感じたら、思い切って職を変えましょう。
仕事はたくさんあります。
派遣会社も求人サイトもたくさんあるので、まずは他にどういった仕事があるのか探してみましょう。
がまんしすぎず、自分のメリットを一番に考えて、声をあげて解決するか、職を変えるのか前向きに動きましょう。
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