派遣の顔合わせや職場見学ってなに?どうしたらいいの?
派遣の求人に応募すると、多くの場合、顔合わせや職場見学という場面がでてきます。
派遣の顔合わせ・職場見学の対策!1,000名以上の契約を決定させた元派遣会社の営業マンが解説します。
この記事はこんな人にオススメ
- 顔合わせ(職場見学)の対策を知りたい
- 選考中の派遣求人を決定させたい
派遣の顔合わせ(職場見学)とはなにか?
派遣の求人へ応募すると、選考過程で「顔合わせ」が実施されるのが一般的です。
派遣会社よっては、「顔合わせ」ではなく、「職場見学」「業務確認」または「面談」など、と呼ぶこともあります。
派遣では法律によって、派遣先による派遣社員の選考行為が禁じられています。
そのため、選考のイメージが強い「面接」という言葉を使わず、あえて「顔合わせ」など別の呼び方を使って、契約前に派遣先と派遣社員が直接会う機会がもうけられます。
実際は、ほとんど「面接」と同じようなもので、派遣先によって選考が行われています。
一般的に、派遣の選考は以下の流れで進みますが、③のタイミングで顔合わせが実施されます。
①HPや求人サイトから派遣求人へ応募
②派遣会社内で選考(場合によって、登録のご案内、社内選考のご案内、案件の営業担当からの連絡などを挟みます)
③派遣先との顔合わせ
④合否連絡
正社員の「面接」と比較すると、派遣社員の「顔合わせ」のほうが時間が短かったり、質問が少なかったり、負担は軽めですが、事前に準備できていたほうが合格率も高まるので、顔合わせの流れや対策について理解しておきましょう。
派遣の顔合わせ(職場見学)の流れ
一般的な、当日の流れは、
派遣会社と待ち合わせ → 派遣先の上司や人事と面談(30分前後) → オフィス見学
という具合です。
場合によって、オフィス見学は行われないこともあります。
顔合わせの内容は、派遣先にもよりますが、主にこんな感じです。
- 自己紹介とスキルシートの説明
- スキルシートについて派遣先から質問
- 派遣先から業務内容の説明
- 業務内容について応募者から質問
- その他、質疑応答など
おおよそ30分前後のため、特に変化球の質問などもなく、淡々と進んでいくことが一般的です。
シンプルな内容ではありますが、準備しておかないと緊張しすぎてしまったり、話が長くなってしまったりするので、事前準備をしてしっかり対策しておきましょう。
派遣の顔合わせ・職場見学の対策
顔合わせは、基本的なことをしっかり事前準備をしておけば、なにか特別なことをする必要はありません。
ここでは、顔合わせの基本的な対策ポイントをご紹介します。
- 前日に着る服を準備しておく
- 自己紹介〜経歴説明を練習しておく
- 質問を2つ以上は用意しておく
- 退職理由を考えておく
- 当日は、明るく、笑顔で、大きな声で!
指定がなければスーツでなくてもOKです。
逆に、就活生が着るような真っ黒なスーツだと、堅すぎて柔軟性にかける印象を持たれてしまう場合もあります。
事務系であればオフィスカジュアル、作業系であれば清潔感のある服装であれば間違いありませんが、派遣先の雰囲気にもよるので、心配であれば派遣会社の営業担当に事前に確認しておきましょう。
最低限、氏名を言って、「本日はお時間いただきましてありがとうございます、よろしくお願いします」と伝えください。
できれば年齢やどの辺りに住んでいるかを伝えてください。
派遣先は、名前も含めて一切の個人情報が伝わっていないので、安心感をもってもらうためには個人情報を伝えるのことが重要です。
経歴説明は3〜5分目安で準備しておきましょう。
まず、高校・短大・大学など「〇〇を卒業して」など、学歴から話します。
次に、「社会人経験がどのくらいで、主に事務系の仕事を中心に経験してきました」など、経歴の総括を一言で話します。
それから、スキルシートの記載順序に沿って、各経歴を30秒程度で伝えていきます。
ここでも、ある程度知名度のある会社であれば、会社名などの情報を伝えた方が良いです。
最低一度は時間をはかって練習して、どんなに長くても5分以内にはおさまるように準備してください。
長く話しすぎると相手がうんざりしてしまい、NGになるケースが頻発しています。
派遣の顔合わせでは、履歴書を用いないため、かわりに派遣会社が作成するスキルシートを用いるのが一般的です。
スキルシートの経歴が多すぎると、自分が説明がしづらかったり、相手にも長続きしないのではないかという懸念をもたれますので、事前に登録している経歴を修正したほうがよいです。
登録している経歴をもとにスキルシートが作成されます。
業界が同じだったり、職種が同じだったり、派遣会社が同じだったりするものは、経歴をまとめて一つの欄に記載しておくと、スキルシートもそのように作成されます。
HPに載っているような当たり前のことではなく、担当する業務や職場環境についてなど聞いておきましょう。
どうしても思いつかなければ、派遣会社の担当者に一緒に考えてもらいましょう。
退職理由は自分から説明する必要はありません。
聞かれたら答えられるように準備しておきましょう。
結構聞いてくる企業は多いです。
退職理由は、具体的かつ簡潔に話すことが大事です。
「一身上の都合により」のような決まり切ったフレーズを使うと、何も答えていないのと同じですので、一気に印象ダウンする可能性があるので気をつけましょう。
退職理由は、マイナスはあってもプラスになることはないので、具体的に話すものの長くならないように簡潔に話しましょう。
また、以前の職場の悪口は言わないようにしましょう。
顔合わせの対策は、ほぼ事前準備です。
当日気をつけることは、明るく、笑顔で、大きな声で話すことだけ意識してください。
普通に人なら、緊張で声が小さくなったり、表情が暗くなったりするものなので、いつも以上に大きな声で話すように心がけましょう。
筆者は、面談当日これだけを伝えるようにしていましたが、なかなか多くの人ができないものです。
まとめ/派遣の顔合わせ・職場見学の対策
この記事では、顔合わせの目的や対策について、についてお伝えしてきました。
この記事をまとめると以下の通りです。
・顔合わせは、面接と呼び方が違うだけで、実際には選考です
・顔合わせは、以下のポイントを抑えて、しっかり事前準備をしての挑もう
- 前日に着る服を準備しておく
- 自己紹介〜経歴説明を練習しておく
- 質問を2つ以上は用意しておく
- 退職理由を考えておく
- 当日は、明るく、笑顔で、大きな声で!
顔合わせの前日にこれらのポイントを抑えて準備すれば、合格率が格段に上がります!
顔合わせまで時間がない場合は、明るく、笑顔で、大きな声で話すことだけ意識して挑んでください!
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